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ZOB/V96 プロト1 評価報告

 日進月歩の互換機世界、メーカ品やショップブランドに多様なスペックのマシ ンが次々と登場する中で、96年度版 ZOB/V はどんなマシンにするか……大変悩 ましい問題です。
 ZOB/V プロジェクトでは、毎回スタッフが「評価」という名の部品買い漁りを 行ない、マシンのコンセプトを煮詰めていきます。今年度 ZOB/V の「評価」も 着々と進みつつありますので、このページではその結果をリポートしていきたい と思います。

その1: ASUS の Trition II マザーで組んでみよー!

 ゴールデンウィーク前半に、最初のプロトタイプの組み立てを行いました。ASUSTek 製のマザーボードは ATX 対 応で、いわゆる Triton II チップセット (430HX) を搭載したものです。これと ZOB/V95 の部品を核に、まずは次のマシンを組んでみました。

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(1) マシン構成

 CPU            : Intel Pentium 166MHz
 Mother Board   : ASUSTek P/I-XP55T2P4 (Intel Triton II chipset)
 L2 Cache       : PB SRAM 256KB
 Memory         : EDO 32MB 60ns
 FDD            : 3.5" 3mode
 HDD            : Quantum VP32210 (Capella)
 CD-ROM Drive   : Toshiba XM-5301 SCSI 4x
 SCSI Interface : Adaptec 2940U PCI
 Graphic Card   : Canopus Power Window 968 PCI VRAM 4M
 Keyboard       : Fujitsu 106key
 Case           : Middle Tower (ATX)

Looking into the ZOB/V-PROTO

 ATX対応ケースにマザーボードを取り付けたところ。ケーブル類を非常にスッ キリとレイアウトできました。

 ATX 仕様では、マザーボードにキーボードやマウスのほかシリアル等のコネク タまでが装着されており、マザーをケースに装着すると背面パネルからコネクタ が顔を出すようになっています。
 また、ATX ではマザーボードが電源を管理しているので、例えば Window95 で シャットダウンを行なうと電源まで自動的に切ってくれます。

 次の写真はマザーボードのアップです。

XP55T2P4

(2) 所感

 このマシン、マザーも含めて、現在市販されている典型的な高性能組立済マシ ンのスペックと言えます。
 使用してみると、ベンチマーク結果でも体感でも、ZOB/V95 からさほどパワー アップした感はありませんでした。 (それだけ ZOB/V95の構成がよかったとも言 えるのですが。)

 この部品の中では、HDD (Capella) が比較的コストパフォーマンスのよい部品 だと思われました。と言っても、以前に比べて高性能のドライブが割安になった という程度であり、決め手ではありません。HDDは世代交代が進んでいますので、 ZOB/V96 本番では、また違ったドライブを使用することになるでしょう。 (ZOB/V94 でも 95 でも、HDD は組立前ギリギリでの仕入れが成功しているので す。)

 組立や、その後の試用でのトラブルはほとんどなく、安定性は高いようです。 しかし ZOB/V95 とさほど変わらないマシンでは我々は納得できません。次いってみましょう。:-)

ZOB/V96プロト2評価報告

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