あんたCPUなんか創ってどうするのよ?! Vol.1 第7章
~TD4とかいうCPUがあまりにも残念だったので拡張してみた~
2016/8/14
コミックマーケット C90 3日目 西g16b
第7章 終わりに……
世間で高評価を得ている書籍を捕まえて、どこの馬の骨ともわからない輩が好き放題書きまくりましたが、いかがでしたでしょうか。
TD4が元なので、苦労の割には、やはりアーキテクチャに問題があるままです。
そもそも私は電子回路の技術者ではありませんし、ブレッドボードだって今回初めて使ったような人間です。それが何でこんな事になったのか、私自身が疑問でなりません。
ただ一つ言えることは、10年ぶりにブチ切れた、と言う事です。
こんな事になるならTD4の事なんか調べるんじゃなかったと思います。
ともあれ、始めてしまったからには仕方がありません。
次回のVol.2ではデータエリア(RAM)を搭載います。TD4EX2にRAMを搭載するには幾つかの選択肢がありますが、それらを比較検討し、著者なりの答えを提示します。おそらくVol.2をお読みになった方の中には筆者とは違う答えを出す方もいらっしゃることでしょう。CPUと言うものは設計者の思想が色濃く反映されるものですから、筆者の考えに賛同する人も、反対する人もいらっしゃると思います。
そしてVol.3ではいよいよ電卓を作成します。
まず加算回路やその周辺を変更し、まともな加算ができるようにします。次に命令デコーダーを変更し、変更した加算回路に合わせて命令を変更します。そして最後に減算命令を追加います。
ここまでくれば電卓作成の準備は完了です。あとはちょいちょいとソフトウェアを組めば……と思ったら、意外と苦労することに気づくでしょう。
ご期待ください。
最後になりますが、本書の作成に協力してくださったZOB.Clubのメンバーに感謝いたします。
本書ならびに後続のシリーズが自作CPU業界に一石を投じることになればと思います。
2016年8月14日
ZOB.Club
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