第4章 第5節 キャリーフラグの変更抑制

次ページ見開きにTD4EX2 の全回路図を掲載します。

TD4EX2の回路図については、大部分がTD4と同一であることから著作権上の懸念があり、Webへの掲載は自粛させて頂きます。

動作は確認していますが、前述のLatch Enable 信号のタイミングなど、けっこう怪しい設計になっていますが、なんとかギリギリ動くでしょう。

なおVol.1ではプログラムカウンタに74HC697 を使用していましたが、これは計画倒れに終わったTD4EX0の名残です。ディップスイッチを4096個並べてROMにする代わりに市販のSRAMを使い、PCからソフトウェアをダウンロードさせようとしたのですが、ダウンロード時にはSRAMをTD4EX0 から切り離す必要があるため、切り離し機能のある74HC697をプログラムカウンタに選びました。

結局SRAM は使用しないことになったので、本書Vol.1aでは元々のTD4で使われていた74HC161 を3個並べてプログラムカウンタとしました。回路図もそのように修正してあります。